歯科助手というと女性のイメージが強く、男性でも歯科助手になれるのか疑問ではありませんか?。
そこで今回は、男性歯科助手の現状や、男性が歯科助手になるためのハードルをご紹介します。
歯科助手は男性でもなれるの?
男性でも歯科助手になることは可能
まず多くの方が疑問に思っている「男性でも歯科助手になれるのか」についてですが、結論「なることは可能」です。
数は少ないですが、歯科医院のHPで男性歯科助手を紹介しているページもあります。
とはいえ、女性が多い職業であることは間違いありません。ここからは、男性歯科助手の現状や、求人についてみていきましょう。
男性歯科助手の現状について
男性歯科助手の割合についての正確なデータはありませんが、歯科衛生士の男女比は、女性が99%、男性が0.4%。具体的には全国で女性が8843人に対し、男性歯科衛生士はわずか38人(令和2年3月時点)という結果に。
男性歯科助手は歯科衛生士よりもさらに少ないことが推測され、全国でも人数は一桁ではないかといわれています。
男性歓迎の歯科助手の求人は?
男性歓迎と謳う歯科助手の求人を調べてみると、正直とても少ないです。私が調べた限りでは2、3件ほどしかありませんでした。
ただし、どの求人も女性限定というわけでもありません。歯科医師が女性の歯科医院では、男性スタッフが欲しいという希望もありますので気になる方は一度問い合わせてみましょう。
男性が歯科助手になるためのハードル
圧倒的に女性が多い歯科助手。男性が歯科助手になるにはどのようなハードルがあるのでしょうか。
採用枠が少ない
歯科助手の求人でも触れましたが、男性の歯科助手を採用する歯科医院は非常に少ないです。
いくつか理由が考えられますが、受付や医師のサポートなど歯科助手の業務の性質から、女性の方が向いている傾向があります。また、男性歯科医師と男性歯科助手が診察で並ぶと威圧感が強く、印象を柔らかくするためにも女性を採用したい歯科医院が多いです。
女性の中に溶け込みにくい
歯科助手や歯科衛生士も含め、歯科医院のスタッフはほとんどが女性です。女性の輪の中に男性が入ることは、難しい場合もあります。そのため、女性ばかりの職場に馴染みにくいハードルもあるでしょう。
男性であることが気まずい
歯科助手は一般的に女性のイメージがあるため、男性であること自体が気まずいと感じるケースも。
例えば、受付に立っていると患者さんにびっくりされたり、電話に出ると医師と勘違いされることもあります。
給料が安い
歯科助手の平均年収は323万円。日本の平均年収461万円から見ると100万円以上低いです。また、歯科助手は年齢が上がっても給与があまり変わらない傾向があります。給与水準が低いことは、男性にとってネックになることが多いでしょう。
歯科助手の給与については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
男性歯科助手が活躍できる職場を探すには?
男性歯科助手が活躍できる職場を探すには、転職エージェントなどの転職サービスを利用しましょう。なぜなら男性の採用を検討する歯科医院が少ないため、転職サービスを仲介して応募することでグッと成功率が上がるからです。
また、歯科助手に興味があったものの、男性の少なさから歯科助手以外に転職を検討したい方にも転職サービスはおすすめ!
転職サービスを上手に活用して転職を成功させましょう。
まとめ
- 歯科助手は男性もなることは可能
- ただし、その数は全国でも数名
- 歯科医院は女性スタッフがほとんどのため馴染めないケースもある
- 男性向けの求人は稀なため、転職サービスの利用はマスト
- 転職サービスは歯科助手以外の転職にも強い