「女性同士のギスギスした人間関係が最悪」「医師や歯科衛生士から強く当たられる」などにお悩みではありませんか?実は、歯科助手の退職理由で最も多いのは「職場の人間関係」といわれています。
そこで今回は、人間関係でお悩みの歯科助手の方に向けて、どのような人間関係のお悩みがあるか踏まえながら、解決策をみていきましょう。
歯科助手、人間関係でお悩みなら・・・
歯科助手によくある人間関係の悩み
歯科助手の方が抱える人間関係のお悩みはさまざまです。ここからはよくあるお悩みをみていきましょう。
女性が多く逃げ場のない職場
歯科衛生士、歯科助手と歯科医院のスタッフは女性ばかり。人間関係において女性特有の難しさがあります。
また、10名以下で運営している歯科医院が多いため、人間関係でトラブルが起こると逃げ場が無くなり、より窮屈に。
もし職場に何十人もいれば、相性が悪い人がいても関わらないようにできます。しかし、職場に10名以下しかスタッフがいなければ、嫌な人間関係から逃げることができません。
歯科医師との人間関係
医師との人間関係に悩む歯科助手はとても多いです。ミスを粗探しされるなど、パワハラに悩む方も多いと聞きます。
個人医院では、歯科医師が経営者でもあるので、相性や考え方が合わないと働き続けるのは難しいでしょう。
歯科衛生士との人間関係
多い例ではありませんが、中には歯科助手を下に見ている歯科衛生士の方もいます。心の中で思っているだけなら良いですが、あからさまな態度に出したり、高圧的に接してくる方もいるようです。
収入、待遇面などから生じる人間関係
歯科衛生士と歯科助手は、資格の有無や業務範囲が異なるため、待遇に差が生じます。もちろん歯科助手よりも歯科衛生士の待遇が良いことは理解していますが、毎日多くの患者さんに対応するのは歯科助手も同じ。
同じくらい多忙なのですから、どうしても不満が溜まってしまいます。不満が溜まると人間関係もギスギスしがちです。
患者さんとの人間関係
受付や電話対応をすることが多い歯科助手は、患者さんからのクレームを受けやすいです。
例えば、言葉遣いや態度が悪いとクレームを受けたり、待ち時間が長く怒られることもあります。
時には「自分は悪くないのに」と思っていても、謝らなければいけません。このような患者さんの対応の積み重ねがストレスになる場合もあります。
職場の人間関係を改善するポイント
実は人間関係の悩みは、職場を変えることで改善できることが多いです。もちろんどのような職場にも、人間関係でのトラブルは付きものですから完全に解決できるとは限りません。しかし、「今までよりも良好な状態」に改善することは可能です。これから紹介するポイントを参考に、人間関係を改善してみてはいかがでしょうか。
他の歯科医院へ転職
歯科医院ごとに人が違えば、雰囲気や働きやすさなども変わります。歯科助手の仕事自体は好きなのに、職場の人間関係が合わないなら、他の歯科医院へ転職するのも1つの手です。
実は、歯科医院は人手不足なところが多く、歯科助手の経験者はかなり優遇されます。
口コミで評判の良い歯科医院や新規開院のオープニングスタッフなど人間関係が良さそうな歯科医院を狙ってみてはいかがでしょうか。
別業種に転職
歯科助手として働いていると「もう歯科助手はまっぴらごめん!」と感じている方も多いでしょう。その場合、別業種に転職することで、煩わしい人間関係から逃れることができます。
以下に歯科助手からの転職でおすすめな業種を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一般事務
一般事務とは、パソコンを使用してデータを入力したり、書類の作成、電話対応などを行います。会社によって業務内容は異なりますが、特別な資格やスキルが不要で、未経験可の求人も多いです。
規模の大きな会社であれば、従業員も多いので、狭い世界の人間関係に嫌気がさした方にもおすすめです。
コールセンター
電話を通してお客様対応をするコールセンターは、未経験の方でも始めやすい仕事の1つです。
コールセンターは研修制度やフォロー体制がしっかり整っていて、中には、マニュアル通りに話すだけで良いところもあります。コールセンターの仕事の性質上、他の人と共同作業することがないので、共同作業が苦手な方もストレスを感じにくいでしょう。
インサイドセールス
インサイドセールスとは、お客様を訪問せずに、電話、メール、ZoomなどのWEB会議システムを使って営業活動を行う仕事です。インサイドセールスという仕事を初めて聞く方も多いと思いますが、コロナ禍の影響から注目を集めています。
コミュニケーションが得意な方は検討してみてはいかがでしょうか。
販売・接客業
販売・接客業も人気な転職先の1つです。歯科助手経験のある方は、基本的にお客様対応に向いている方が多い傾向があります。そのため直接お客様と接する販売・接客業は適性を活かせるでしょう。
また、シフト制で短時間から働けることも魅力の1つ。家庭の状況や生活スタイルに合わせて働くことができます。
自分から悪口を言わない
どのような職場で働いたとしても、人間関係のトラブルを避けるのが重要です。まるで子供同士のケンカの様ですが、「あの人あなたの悪口言ってたよ」という会話は職場でもよく耳にします。
そこで自分から悪口を言わなければ、トラブルの確率を下げることが可能です。
「なんだか子供っぽくて馬鹿馬鹿しい」と思うかもしれませんが、自衛することも必要。そういう職場に嫌気がさすなら、転職することをおすすめします。
改善できないなら転職だ!選択肢はたくさんある!
人間関係に悩んだ結果、改善するのが難しいのであれば、転職してしまいましょう。
他の歯科医院や全く別の仕事など選択肢は山のようにあります。正直、人間関係で悩んでいる方は今の職場が合わないだけ。あなたに合った職場はきっとあるはずです。
人間関係の悩みを解決したいなら、行動しないと何も始まりません。どんな求人があるかだけでも転職サイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 人間関係が理由で退職する歯科助手は非常に多い
- 「女性が多い」「歯科衛生士との待遇の差」などから人間関係がギスギスしやすい
- 人間関係は転職で解決できることが多い
- 転職には転職サイトを使うと便利